飾り台を製作してみませんか!?

相変わらず安曇野は35℃を超える猛暑です。

製作中の家具が見通しがついたので、今日は、一般のお客様からのご注文頂いた飾り台を製作しました。

今回は、とにかく簡単で安く製作してほしい、とのご要望なので、伝統工法のホゾ組ではなく、コーススレッドのビス(ねじ)で組み立てることにしました。

木工教室ってほどではありませんが、製作方法は簡単なので、もしよろしければ読者の皆様もいっしょに飾り台の製作に挑戦してみてください。

まずは下記の設計図を見てください。

良く見えないという方は以下のPDFファイルを表示し、印刷してください。

設計図のPDFは → こちら

◆ 最低限、用意するもの

① 差し金
② スコヤ
③ コンべ(メジャー)
④ ケヒキ
⑤ 手のこ(のこぎり)
⑦げんのう(とんかち)

クランプ類

サンドペーパー(紙やすり)

種類は#120番、#240番、#320番の3種類は最低用意してください。サンドペーパーは番号が小さいほど荒く、大きい程細かくなります。ですので、#120番で木の表面を強引に削り(平らにするため)、#240番で表面を整えて、#320番で仕上げます。

左が電動ドリルドライバー、右がインパクトドライバーです。
電動ドリルドライバーは力の設定が細かくできるのに対し、インパクトドライバーは力の加減などの設定はなく、とにかく強力です。電動ドリルドライバーの比ではありません。

特に今回のようなビスによる組立の場合はインパクトドライバーは必須です。

ホームセンターに行くと、両方セットで安く販売しています。大工さんが使用するような耐久性があり力の強い(値段の高い)インパクトドライバーは家具製作には必要ありません。

私が使用しているのも、ホームユースのものです。

インパクトドライバー用のビットです。

① 直径10㎜の木工用穴あけビット
② プラスドライバービット
③ 下穴開け用3㎜ビット

コーススレッド(ビス)です。

違う長さのビスを数種類持っていた方がよいでしょう。30~75㎜の長さをできれば全種類あると便利です。

よく利用する長さのビスは、このような箱で購入した方がお得です。

塗料です。写真はワトコオイルですが、通常のホームセンターでは扱っていなところの方が多いと思います。その場合は、特に色を付けないようであれば白木用ワックスでもかまいません。もし、色を付けたい場合は、色つきのオイルステインを塗って、乾いたらワックスを塗ってください。

もしワトコオイルをお求めでしたらこちらからお求めください。

塗料には、刷毛を使っても良いですが、オイル系にはスポンジでも結構です。入れ物は安いビニールコップで十分です。ただし、一度出したオイルは余ったからと言って元には戻せないので、使う分だけ入れてください。

必需品です!
家具を製作する上では、木工ボンドは必ず必要になります。

◆ あると便利な物

丸のこと丸のこ定規です。丸のこは1万円以下で、刃が160㎜のもので十分ですので、できればあった方が全然効率が良いです。

丸のこのガイドです。丸のこを購入すると大抵は付属しています。使い方は後程説明します。

左がオービタルサンダー(以下サンダー)で、右がトリマーです。両方共にあれば非常に便利です。

特にトリマーはビットの種類によって面(木の角)の形を色々と変形できるので、重宝できます。

ドリルガイドです。穴掘りの深さ設定や垂直に穴を掘るのに便利です。角度調整ができるものもあります。

◆ 製作開始

さて、道具が一通りそろったら、製作開始です。

まずは図面の「必要材料」を見てください。
材料寸法が書いてありますが、寸法は各自好みで変更してください。

私は、今回余り材を使って加工しますが、ホームセンターで売っている材料の寸法に合わせてしまうのも一つの手です。その方が、木を切る手間が少し省けます。

図面の「必要材料」の①、②になる部分です。

図面の「必要材料」の③、④になる部分です。

図面のサイズはあくまで余り材を元に決めた寸法ですが、もしできたらホームセンターで「2 × 4(ツーバイフォー)」材を購入して、厚さと幅はそもまま利用し、長さだけ飾り台の上段の高さにカットするというようにしてもらうと、非常に楽です。

図面上は③と④の厚さと幅の寸法が違いますが、どちらも同じ「2 × 4」材で結構です。

直径10㎜の丸棒です。どこのホームセンターでも売っています。

さて、いよいよ加工開始です。

私どもプロは、専用の大型機械を使いますが、普通はこんな大型機械があると邪魔でしょうがないと思います。

ここで登場するのが丸のこです。

幅の広い材を直角に切る場合は、丸のこ定規を当てて丸のこで切断します。

細い材をカットするには、スコヤを丸のこ定規にして丸のこでカットします。

縦方向に長くカットする場合は、付属している丸のこガイドを使って、図面通りに切断寸法をガイドで調整します。

※注意 電動工具を調整する時は、必ずコンセントが抜けていることを確認してから行ってください

ガイドを木の横にしっかり当てて、ガイドに沿ってカットしてください。

もし、丸のこが無い場合、手のこを使用します。

手のこを使用する場合は、馴れないとどうしても斜めにカットしてしまう可能性が大きいので、必ず2面に鉛筆(シャープペンなど)で墨付けをしてから、切るようにしてください。

こんな感じです。

墨付けを行う場合は、横方向はスコヤで墨付けを!

縦方向はケヒキを使って墨付けを行います。

墨付けが終わったら、組み立てる際にビスで各パーツを止めるのですが、そのビス穴を掘ります。10㎜の木工用穴あけビットをドリルガイドにセッティングして、掘る深さは5㎜程度で良いでしょう。ドリルガイドでビットの深さの調整をてし、掘ります。

もしドリルガイドが無い場合、

目立つ色のマスキングテープなどでビットの5㎜の位置に巻き、インパクトドライバーに直接ビットを
セットします。

マスキングテープの位置まで掘ります。ぴったり5㎜でなくても良いです。

これが終わりましたら、脚部分の組み立て開始です!

上記はイメージ写真で、今回の作品のものではないですが、方法は同じです。

組み立てる材と材をクランプでしっかり固定して、下穴ビットでビスの長さくらいまで掘ります。

そして、今度はビスを打ち込みます。

このようにして組み立てて、、、

脚部分が1つ完成です!!

立てるとこんな感じです。これを3つ作ります。

今度は、ビス穴を10㎜の丸棒で埋めます。丸棒の先端にボンドを付けて、ビス穴にげんのう(トンカチ)でたたいて入れ込みます。

入れ終わったら、手のこで切り落とします。

この作業をすべての脚部分に行います。

今度は、各パーツの表面をサンドペーパーで仕上げます。サンドペーパーは長い辺を基準に三つ折りにして切ってください。

なぜなら、、、

サンダーは3つ折りサイズに合わせているのです。

サンダーで、表面を仕上げます。よほど木材が荒れてなければ、いきなり#320番のサンドペーパーで仕上げても構いません。

サンダーが無い方は、木端にサンドペーパーを巻きつけて、仕上げてください。

今回は木の面(角)はトリマーでなく、サンドペーパーで削りました。この部分は手作業で行います。

各パーツすべてにサンドペーパーで仕上げたら次は塗装です。

スポンジで、木に浸透させるように塗ってください。

塗装が終わり数時間後、乾いたらいよいよ組み立てです。

図面と同じ位置に足を配置し、飾り台(下段)をクランプでしっかり止めて、ビスを打ち込みます。

同じように、下段が終わりましたら、上段もビスでしっかり固定。

ここのビス穴は、下からのぞかないと見えないので、丸棒で隠す必要はありません。

ついに完成~~~~~~~~!!!!

時間にして約半日。誰にでも簡単にできると思います。

とりあえず、自宅の廊下で撮影しました。

飾り台の下段は、構造上、振れ止めにもなっています。

ぜひ、読者のみなさんも挑戦してみてください。

何かわからないことがありましたら、ショップのページの「問い合わせ」から連絡ください。

フリーで活躍しているカメラマン

今日は家具の話題でなくてすみません。

実は、私の大学時代の友人でフリーで活躍しているカメラマンがいます。名前は「森川栄東(しげはる)」と言うのですが、今日は彼の紹介をさせて頂きます。

「アトリエ エフ」のショップのページの作品でも、数品、彼に撮影してもらった写真があります。

彼の写真は、別に特別な風景を撮影するのではなく、日常でありふれたごく当たり前な写真を撮るのですが、これが見事に異次元の世界へ導いてくれるのです。感じ方は人それぞれ違うと思いますが、私はそう思っています。

現在はデジタルカメラが当たり前ですが、まだフィルムだったころから活躍していた彼の写真のいくつかをここで紹介します。

カメラマンの方は皆そうなのかもしれませんが、私を含めた通常の人たちは、撮影した写真をパソコンの画像処理ソフト(Adobe Photoshopなど)で加工したりしますが、彼の場合は撮影時にレンズの絞りやシャッター速度を変えたりして、一切画像処理ソフトを使用しないで完結できるという、素晴らしい技術を持っているのですね。私にはよくわかりませんが、とにかくさすがプロ!と言うことくらいは感じます。

以下の写真は、彼が安曇野の我が家に遊びに来た時の写真で、そのうちの私が好きな数枚の写真を紹介します。

北アルプス(飛騨山脈)を撮った写真なのですが、山がうっすら雪化粧に覆われています。

実はこの日の夜にこの年の初雪が安曇野に降りました。

私の好きな写真の1つです。

南方向(安曇野市から見て松本市方面)の写真なのですが、モノクロ写真の特に空の雰囲気と地上のアンバランスが何とも言えない雰囲気を出しています。太陽光線がきれいです。

「アトリエ エフ」の工房内の写真です。いつも作業している場所が写真で見た時の感じと全く違く見えるのがとても不思議に感じました。

家具製作時に出た廃材なのですが、こんなのでも写真家にとっては題材になるのですね。この廃材の山が一つの製作品に思えてしまうのは私だけかな・・・・・!?

我が家の敷地内に用水路が通っているのですが、用水路の両脇に小屋(物置)があります。

私は東京の下町育ちだったので、子供の頃はこのような狭い場所をよく探検したものでした。この写真を見ていると、その頃にタイムスリップしたような感じになり、懐かしく感じます。

我が家の前の道路にある街灯です。いつもは何気なく通り過ぎてしまうのですが、この写真を見て現在でもこのような街灯があるかぁ、、、と、不思議な世界へ入り込んでしまう写真です。

夜に撮影した街灯です。

この街灯は、普段とても暗いのですが、写真の撮り方で明るく見せることができるのですね。

私にとっては究極の異次元的な感じを持った写真です。お化け屋敷のような、どうしたらこのような写真が撮れるのか不思議です。

彼が撮った色々な写真集は、以下のホームページで見ることができます。スライドショーで見ていただくと、一つの物語風になっていますので、ぜひ、スライドショーでご覧ください。

彼の作品はこちら → 「しげち写真館

いつか、彼の写真と私の家具の合同個展を、東京の銀座あたりで開けたら最高だなぁ、、、なんてね!

気晴らしの作業台製作

体調はまだ完全ではないのですが、今日から仕事を再開しました。

それでも、現在製作している(契約上、写真などWEB上に掲載できない)家具を午前中までは気合を込めて製作していたのですが、体調が本調子ではないせいか、午後は全然やる気が出てこない・・・・(困)

と、いうことで気分転換に、余り材(SPF材)を使って別の家具を作っちゃいました。

作業台、または踏み台、飾り台としてもいいかも!

特に販売することは考えていません。

以前、家内から「暇があったら踏み台を作って」とお願いされていたので、ちょうど良い機会なので製作してみました。

もちろん、ホゾ組工法で、釘やビス(ねじ)などは一切使用しておりません。

こんな簡単な作業台でもよければ、連絡頂ければ安い値段で製作を承ります。
ショップのページの「お問合せ」からご連絡ください。

でも、このだるさ・・・いつ抜けるのだろう、、、!?

夏バテ?

体調を崩してしまいました・・・・・(泣)

ここ数日は、38度以上の熱が出てしまい、家具の製作どころかこのブログも書ける状態ではないほど、だるくてしょうがなかったのですが、だいぶ回復し、とりあえずブログを再開しました。

医者には行かなかったのですが、熱中症だったのかなぁ?

本当はもう少し休養を取りたいのですが、家具製作の納期が迫っているので、いつまでも休んでいる訳にもいかず、、、、、つらい(泣)

とりあえず、今日も安静にしています。

おやすみなさい!

ハイバックチェア(型番CHR0006)

安曇野は無事台風が通り過ぎ、今日の午後からは良い天気になりました。

さて、昨日までに完成したチェア(型番CHR0006)のお披露目です。

製品名は「ハイバックチェア」です。

とにかく、背もたれ部分が2mあるので、運ぶのに苦労するのと同時に、写真の写す場所にも困りました。

結局、和室の客間の床の間の前で撮影しました。

ショップのページは → こちら

座面と背もたれにはステンドグラスを挟み込み、脚部分は鉄細工職人「craf」の今村さんにお願いしました。

座面部分です。多少ななめにカットして、手前を長くして台形にしています。

「craf」の今村さん製作による脚部分です。

鉄と木の融合は、格好良いですね。

後ろから撮った写真です。実際に生で見ると、かなり高いです!!!

背もたれ部分です。後ろからライトアップすると綺麗ですね・・・きっと!!!

ちょっとやってみましょうか!!

何とか、ライトアップしようと、外の光をステンドグラスに照らしてみました・・・・・

ちょっと苦しい、、、、、(泣)

でも、ステンドグラスは綺麗でしょ???

ですよね????

だめ??・・・・・構図が悪い??

すみません。もっと写真の勉強をします(反省)

と、いうわけで、近いうちにお客様に納品いたします。

チェア製作(型番CHR0006) 4日目

台風が近づいてきています!

安曇野も、怪しい天気になってきました、、、やばそ~~~!

ところで先日、北建連の近藤さんが、お子様を連れて我が工房へ来てくれました。

その際に、鉄細工職人「craf」の今村さんが製作されたチェアの脚部分を預かって頂いて、持ってきてくれました。

さすが今村さん!!

立派な脚ですね!

さて、早速作業開始!!

まずは振れ止め棒を入れる穴を開けるためにシャープペンで墨付け。

墨付けした中央に、ドリルで穴を掘ります。

深さは15㎜ぴったりにしないといけないのと、垂直に穴を掘らないといけないので、スタンドを使用します。

ドリルで丸い穴を掘りました。

が、、、、

振れ止め棒は四角なので蚤を使用して四角にします。

こんな感じになりました。

で、いよいよ鉄の足を取り付けます。

先ほど掘った穴にボンドを入れ、脚を本体に取り付けます。

インパクトドライバーでビス止めをします。

これですべて終了!!

出来上がりの写真は、後日のお楽しみに!

イベントのお手伝いと木工教室の企画

今日は相棒の福田が、福田自身のお付き合いのあるホテル「ホテルアンビエント安曇野」で、お子様相手の木工体験の催しをしており、様子見がてら、お手伝いに行ってきました。

体験できるのは、「やじろべえ」と「からくり箱」、「ネックレス」の製作です。

当ホテルは、安曇野市穂高にある別荘地内の結婚式が行える大型ホテルで、この期間はお客様が非常に多く泊まりに来ています。

期間は8月一杯行っておりますので、もし穂高へ遊びにいらした際には、ぜひ、福田の木工体験に参加しにきてください。

また、時期はまだ未定ですが、「アトリエ エフ」では、DIY(日曜大工)よりも一歩難関な木工教室を企画しています。

土、日曜日の2日間で製作できる作品を定員2名、隔週位の間隔で行う計画です。

詳細は、福田とも相談しながら決めていきますので、また後日、告知致します。

どうぞよろしくお願い致します。

家具職人の仕事内容!

以前「家具製作のジレンマ!?」でも書きましたが、現在はブログやショップのページに掲載できない家具を製作しているため、ブログの記事になる家具製作の話題がありません・・・(泣)

そこで、今日は家具職人の仕事内容について書いてみます。

ここで言う家具職人とは、私ども「アトリエ エフ」についてのことで、他の家具職人様にあてはまるものではありません。

家具職人は、当然家具を製作することが仕事ですが、実は、私どもはショップページの「取り付け家具」にもありますように、当工房で制作した家具を建築現場まで運搬して、施工、取り付けするところまでが我々の仕事になります。

ほとんど大工仕事ですが、決して本物の大工さんのように家を建てるようなことはできません。ただ、ある程度大工の知識は必要になります。

例えば、、、

最近はオリジナルのオーダーキッチンを製作する機会が多いのですが(ショップのページの「取り付け家具」では1つしか掲載できませんでしたが・・・)、キッチンシステムを当工房で製作し、シンク(ステンレスや人工大理石)を専門の業者様に製作をお願いし、それらを現場で図面を確認しながら場所確定し、組み立てて取り付けます。

また、キッチンを製作する際には、ガスコンロやIHクッキングヒーター、食洗機などメーカーによりサイズが微妙に違ったりすることも考慮しなかればならないので、お客様との打ち合わせ段階でそれらのメーカーや型番を決めて頂いてメーカーへ注文し、それに合わせてキッチンを製作。

シンクも含めて、それらを現場ですべて組み立て(施工)し、取り付けます。

水栓関連の排水は設備屋さんに、また、電気配線は電気屋さんにお任せしますが、設備屋さん、電気屋さんの他、大工さんと相談しながら取り付けるスケジュールや取り付け方法などを相談し、取り付けます。

それ以外に、我々が製作した家具だけではなく、家具の有名メーカー(オリバーやオカムラ)の既製品の家具の取り付けだけを行う仕事も家具職人の仕事です(「アトリエ エフ」の場合ですが・・・)。

特に、大型家具になるとパーツごとに分けて搬入し、現場で組み立て、、、

一軒家の新築はそうでもないのですが、ビルなどのゼネコン関連の仕事で鉄筋コンクリート造になると、直角や並行レベルが正しく出ていないケース(図面通りの寸法が出ていない)がほとんどなので、その場合は現場で家具を修正、もしくは、建物の躯体自体を修正しなければなりません。

こうなると、本当に大工仕事ですね。

家具職人さんにもよりますが、我が「アトリエ エフ」では、ここまでは家具職人の仕事としています。

家具職人の仕事の範囲は、意外と広いんですよね~~~~(苦笑)

熱戦!!夏の甲子園始まる

昨日から夏の甲子園大会が始まりましたね~~~~~!

スポーツオタクの私としては黙ってられません。

私の地元、長野県代表の松本工業高校は、昨日熊本県代表の九州学院に14-1で完敗!

松本工業高校のエース柿田投手はプロ注目の選手だったのですが、初出場でおまけに開会式直後の第1試合!

緊張しないわけがありません!

全体的にボールが高めに浮いていたところを痛打されてしまいました。

さて、甲子園出場校は、各都道府県代表で出場する訳ですから、地元の方はその地元代表を応援することでしょう。

しかし、その前に各都道府県での予選大会がある訳ですが、ここでもやはり地元の高校を応援したりすることと思います。

例えば、我が長野県で言えば、長野県はいくつかの地域に分かれ、長野市を中心とした北信地域、松本市を中心とした中信地域、上田市を中心とした東信地域、伊那市、飯田市を中心とした南信地域に分かれます。

長野県は日本で4番目に面積の大きい県で、地域が違うと文化や方言も全く違います。

そのため、地区予選大会でも、地元の地域の高校を応援することにかなりの熱の入れようなのです。

私の住んでいる安曇野市は中信地域で、松本市の高校へ通う生徒もかなり多くいます。

今年の長野県の決勝戦は、松本工業-松商学園と、共に1つの川を挟んだだけのほぼ隣同士の高校!

中信地区はものすごく盛り上がりました。

ちなみに昨年は北信地域の長野日大高校が代表でした。

当然、長野県民も含め、他の都道府県でも違う地域の高校が代表で甲子園に出場することになったとしても、ここ長野県であれば地域関係なしに長野県代表を応援することでしょう。

が、、、

実は私の考え方は、違います。

私は地域は一切関係ありません。

例えば、、、

長野県であれば、地元地域を応援するのではなく、まずどの高校が県代表として甲子園で通用(活躍)するか、を1番に考えます。

最初に、春の県大会と北信越大会を参考にして、その時点である程度応援する高校を絞ります。

次に、夏の甲子園大会の地区予選が始まって、ベスト8になった時点で、各高校のこれまでの戦い方や、プロ注目の選手などを総合的に考えてさらに絞り込みます。

で、最終的に、長野県代表として一番応援していたのは、大会前は佐久長聖高校。ベスト8時点では松商学園高校を応援していました。

結果的には松本工業が松商学園を相手に9回2アウトまで3-5で負けていたところ、驚異の粘りで追いつき、延長戦で勝利を収めました。

もちろん、長野県代表として松本工業高校を応援していましたが、松本工業高校には大変申し訳ないのですが、松商学園高校が出場していたらと思うと、、、

当然、松商学園が出場したとしても1回戦で敗退するかもしれませんが、こればかりはわかりません。勝負の世界ですから。

でも、選手たちは一生懸命厳しい練習に耐えて戦っているので、良し悪しを言うつもりはありません。

が、、、、

実は、私は松本工業-九州学院戦よりも、次の第2試合、成田-智弁和歌山戦の方が興味がありました(長野県民のみなさん、ごめんなさい)。

以前にも書きましたが、私は東京生まれの東京育ち、生粋の江戸っ子です。

長野県に移住して15年になりますが、実は今だに関東地区の高校を応援しています。

昨年の甲子園1回戦で、長野日大-作新学院戦があったのですが、私は作新学院を応援していました。

相棒の福田も福岡出身なので、松本工業ではなく九州学院を応援していました。

話は戻り、成田-智弁和歌山戦ですが、智弁和歌山と言えば超強豪校!

おそらく個々の力としては今大会、と言うよりは全国の高校No.1だと思います。

その強力打線に成田高校のプロ注目のエース、中川投手がどこまで抑えられるかが勝負のポイントだと思っていました。

成田高校と言えば、1990年に南投手(元日本ハムファイターズ)のいた天理高校と大激戦の末、2-3で9回裏に逆転サヨナラ負けした試合が今でも忘れられません。

その年の天理高校は見事優勝しました。

成田高校は、その年以来20年ぶりの出場。春の甲子園には唐川投手(現千葉ロッテマリーンズ)の時に2年連続で出場しています。

その成田高校は千葉県大会の決勝戦で、今年の春の甲子園に出場した東海大望洋高校相手に1安打完封勝利を収め、見事甲子園に出場!

その中心は、何といっても中川投手!

その中川投手が、智弁和歌山戦で見事な投球を見せてくれました。

球速は135~142キロくらいですが、自然とシュート回転しながら手元で伸び、とても重そうな球を投げていて、あの智弁和歌山打線が皆詰まらされていました。

また、スライダーが有効に決まり、智弁和歌山打線からなんと14奪三振!

ただ、伝統的に成田高校は投手力のチームと言うイメージがあり、正直なところ打線があまり強くありません。

1990年夏の甲子園の時は猪俣投手、2006、2007年の春の甲子園では唐川投手、今年は中川投手と、いずれも好投手。

しかし、どの甲子園大会にしても打線があまり活発ではないのが気になります。

でも、2回戦以降も期待していますよ~~~!

さて、今日は東東京代表の関東第一高校が出場。

実は、私の実家は今でも東京都江戸川区にあるのですが、関東第一高校は私の生まれ育った東京下町の、その江戸川区にあります。

私からすれば、まさに地元の高校です

そのため、今大会では一番応援しているのですが、今日は佐野日大(栃木県代表)との対戦となり、関東対決となってしまいました。

できるだけ関東の高校には勝ち進んで欲しいのですが、今日は関東第一高校を応援せざるを得ません。

結果的には9-2で圧勝したのですが、前半戦は投手戦で見ごたえありました。

関東第一高校の白井投手は130~135キロの速球に90キロ台のカーブで相手打線を翻弄。

打線も2本塁打と長打もあるので、次の強打を誇る遊学館(石川県代表)戦が楽しみです。

とにかく、関東勢、頑張れ!!

家具製作のジレンマ!?

このブログで、作品の製作過程を記述していますが、実を言うと、ここで記述している製作過程以外に、並行して別の家具・雑貨も製作しています。

先日、知り合いの家具職人さんとも話していたのですが、我々の仕事は、一般のお客様からのご注文の他に、建築設計事務所やゼネコン、工務店、家具販売業者、雑貨関連ショップといった業者様やショップ様からのご注文もあり、その製作もしています。

本当のことを言うと、一般のお客様よりも、上記業者様やショップ様からの製作依頼の方が圧倒的に多いのです。

で、、、

そのほとんどが、業者様、あるいはショップ様のブランドとしてお客様に販売するといった形態が多く、この場合業者様によっては契約書に「当家具について、写真などをWEB上やカタログなどに一切掲載してはならない(私どもに対して)」と言うような内容でサインを書かされたりします。

要は、販売する業者様は独自ブランドとしてお客様に販売しているため、我々はあくまで下請業者と言うことになるのです。

「アトリエ エフ」のショップのページや、当ブログには、基本的に一般のお客様や、掲載に許可を頂いた業者様の作品を掲載させて頂いておりますが、今まで「アトリエ エフ」で製作した家具・雑貨の全体の4/5は掲載できない作品で、ショップのページに掲載している作品は全体の1/5にすぎません。

例えば、クリスマスの時期になると、あるショップ様からクリスマス雑貨の製作のご注文を頂くのですが、この作品はあくまでそのショップ様で製作されたショップ様のブランドなのです。

当然、お支払して頂くということは、これらの条件も含め(著作権譲渡?になるのかな?)、その分もお見積りに入っているのですが、正直なところ、私どもの実績としてWEB上に公開したい、という思いも当然あるわけです。

と、言うような話を、知り合いの家具職人さんと話していました。

どこの家具職人さんも状況は同じなんだなぁ~~と、みなさんジレンマを抱えておられるのですね~~!

今日のブログは愚痴になってしまいまして、すみませんでした!