チェア製作(型番CHR0006) 3日目

安曇野は毎日35℃以上の気温!

どんな作業するにも汗だくで、バテそうです!

さて、昨日の続き。

鉄細工職人「craf」の今村さんにお願いして、今村さんのお知り合いのステンドグラス製作職人様にステンドグラスを作ってもらいました。

今日はこのステンドグラスを使います。

昨日に製作した各パーツにステンドグラス用の溝をトリマーで掘り、ステンドグラスを挟んでいよいよ本組み開始!

ホゾ穴にボンドを入れ、組み立てます。

クランプでしっかり固定!

このようなパーツをもう一つ(こちらは2mと長い)作ります。

各パーツが固まるまで数時間かかるので、その間にカンナの刃を研ぎます。

研ぎ終わったら、カンナの刃に油を塗り、防錆します。

各パーツが固まったところで、今度はそのパーツすべてにカンナで削ります。

う~~ん、、、切れ味抜群!!

カンナが終了したら、木材の面(角)をトリマーで1㎜ほど削り、その後、#320番のサンドペーパー(紙やすり)で各パーツを磨きます。

そして、いよいよ塗装!

今回は、ワトコオイル(クリアー色)を使用します。

ステンドグラス部分に塗料がかからないように、マスキングテープ(青色)を貼り、スポンジで塗料が木材に染み込むように塗っていきます。

塗った後は、ウエス(ボロ布)で拭き取ります。

この、塗って、拭いて、を、3回行います(3度塗り)。

さて、今日のメインイベント!

固めた各パーツでいよいよ最後の本組み!!!

クランプでしっかり固定!

って、、、昨日の仮組みの写真と変わらない?

いえいえ、今日の写真にはステンドグラスが付いています、、、、と、言っても、マスキングテープで見えませんが、、、

よしよし!

しっかり直角も出ている!

さて、我が「アトリエ エフ」の工房での作業はここまで!

ここから先は、「craf」の今村さんが制作した脚部分とジョイントするのですが、おそらく「北建連」様のショールームでジョイント作業を行うことになると思われます。

脚部分をジョイントして、完成したチェアを思うと、自分でもとても楽しみです。

と、、、言う訳で、、、今日はここまで。

チェア製作(型番CHR0006) 2日目

今日(8月5日)になっても旅行の疲れが取れません。

それでも、今日からまた家具製作を開始!

旅行前から製作しているチェアの続き・・・

前回で図面通りにカットしたタモ材に墨付けをします。

墨付け方法は、
・ケヒキと呼ばれる道具を使う
・鉛筆で線を引く
・しらがきを使って線を引く

などがありますが、今回はケヒキと鉛筆で墨付けを行います。

今回もホゾ組工法による製作で、釘やビス(ねじ)類と言った金具は一切使いません。

また、今回は鉄細工職人「craf」の今村さんとコラボ作品です!

あっ、、、いけねっ、、、前言撤回!!

脚部分は鉄を使います、、、、、、(すみません)

今村さんには、チェアの脚部分を担当して頂いております。

鉄と木のジョイントにはビスも使います、、、、、(本当にすみません)

まずはケヒキを使用して木材に対して縦に墨付けを行います。

次に、スコヤという直角定規のような道具で木材に対し横(垂直)に鉛筆(製図用シャープペン)で墨付けを行います。

墨付けより少し内側に角のみ盤という機械で凹の穴を掘ります。

今度は、墨付け通りに蚤を使って完璧な凹にします。

角のみ盤は木材に対し縦方向に穴を掘れるのですが、幅の広い木材で横(垂直)方向へは掘れないので、トリマーを使用して、凹にします。

トリマーで穴を掘ると、両端が丸くなるので、蚤で両端を四角にします。

全ての凹の加工が終わったら、各パーツの凸部分を作成し、いよいよ仮組みへ。

こんな感じになりました!

おそらくこの形では、チェアの全貌はまだ見えてこないと思います!

それは後日のお楽しみ、、、(ムフフ)

仮組み状態から一旦ばらして、今日はここまで。

旅行から帰ってきました。

本日夜、旅行から帰ってきました。

2泊3日なんて、本当にあっという間でしたね。

今回は強行突破のようなところがあり、正直クタクタです・・・・(疲)

すみませんが、旅行内容は後日報告します。今日はもう疲労困憊!

しかし、明日からはまた家具製作の仕事の日々!

気持ちを切り替えないと・・・・!

明日から旅行に行ってきます。

明日から、近畿へ2泊3日で家族旅行に行ってきます。

息子も今年は小学6年生。

私も納期などに追われ、土、日曜日関係なしに仕事をしているため、なかなか息子を旅行に連れて行ってあげられないのが現状ですが、今年は息子が小学生最後の夏休みなので、思い切って3日間だけですが、仕事を休むことにしました。

で、なぜ近畿へ行くかと言うと、実は息子の希望なのです。

息子は現在、日本の歴史に興味を持っており、特に京都・奈良・大阪と言った歴史ある土地に興味を引かれるそうです。

今回は2泊3日なため、近畿全部を観光するのは無理なので、京都、大阪を中心に、時間があれば神戸まで行きたいと思っています。

奈良は一昨年前に行ったことがあるので、今回は除外。

息子の計画としては、1日目(明日)に京都を中心に観光することに。

回る場所は、平等院、銀閣寺、天橋立!
距離的に非常に無理がありそうな気がするのだけど・・・

京都の南から北まで縦断するようなもの・・・
きつそ~~~~!!

それ以上に、なぜ金閣寺でなく銀閣寺がいいのだろう?
子供なら金閣寺の方が興味が湧きそうな気がするのだが。

個人的には清水寺にも行ってみたいけど、、、

2日目の計画としては、大阪巡り。

回る場所は、大阪城と通天閣。

本当は息子は姫路城に行きたがっていたのですが、現在姫路城は改修中。
そのため、大阪城へ行くことに、、、

そして、時間があれば、神戸まで足を延ばして神戸異人館へ。

実は、私的には神戸異人館が今回の旅行で1番楽しみです。

本当のことを言うと、私と家内は、できれば1日をユニバーサルスタジオで遊びたかったのですが、息子は歴史探索をしたいとのこと。

一体どちらが子供か大人か、、、、(恥)

しかし、息子に一言いいたい!

・・・・・もう少し子供っぽい遊びをしなさい!!

って、、、、親のエゴか、、、、、!?

と、言うわけで、、、行ってきま~~~~す!

チェア製作(型番CHR0006) 1日目

安曇野は、毎日35℃の暑い日が続いています。

長野県安曇野市は、松本盆地の北部に位置し、標高は約600m。別荘地としても有名です。

しかし、よく東京の友人に「避暑地だから涼しいだろう」と言われるのですが、正直なところ、松本盆地は避暑地にはなりません。

どんなに標高が高かろうが低かろうが、30℃を超えれば暑いものは暑い!!

同じ長野県でも、軽井沢のように標高1000mを超えるようなところはさすがに避暑地にはなりますが・・・

安曇野市は決して涼しくはありません。

ただ、安曇野は、周りは3000m級の山々に囲まれていて、景色は非常に良いです。

さて、今日からチェア(椅子)の製作をします。

今回は、タモと言う木を使用します。

このタモ材を大まかにカットします。

自動カンナ機を使用して、タモ材の厚みを決めます。

厚みを決定したら、2枚目の写真にあります機械(横ノコと言います)を使用して、設計図通りのサイズにカットしました。

とりあえず、今日の作業はここまで。

巨人-中日戦(長野オリンピックスタジアム)観戦

家具に全く関係ない話ですみません。

昨日、我が長野県にある長野オリンピックスタジアムにて「巨人-中日」戦があり、観戦してきました。

我が家は家族全員、大のジャイアンツファン!!

ジャイアンツ戦が長野オリンピックスタジアムで行われるのは今年で5回目。
過去4回は全て横浜ベイスターズ戦で、しかも主催は横浜ベイスターズ。

これは、SBC信越放送という長野県のローカルテレビ局が運営していたのですが、SBCはTBS傘下のテレビ局。

当然、横浜ベイスターズの親会社であるTBS系列のSBCが運営するわけですので、横浜ベイスターズが主催となる訳です。

しかし、今年は運営が変わったのか、ジャイアンツが主催となり、今までは3塁側で観戦していたのが、今年は初めて1塁側で観戦。

さて、わくわくしながら家族4人で車に乗って長野オリンピックスタジアムへ、、、
と言いたいところですが、長野オリンピックスタジアムへは車での乗り込みは禁止!

そこで、指定されたいくつかの臨時駐車場に車を止めて、シャトルバスに乗ってスタジアムまで行かなければなりません。

シャトルバスに乗る人達がずらり!
どれくらい待つんだろう???

あと少し!!

やっとシャトルバスに乗れました!

約20分かかってやっとスタジアムに到着!
うちの息子(小学6年)はすでに応援モード!

1年ぶりのジャイアンツ戦の観戦で私も応援モードへ!

試合開始前ですが、もうスタジアムは満員で、私もわくわく状態!

ジャイアンツのマスコット、ジャビットが長野に来るのは初めてだと思います。
昨年までは、横浜ベイスターズのホッシーとか言うのしかこなかったから。

いよいよ、先発陣の発表のアナウンスが場内に流れ、拍手しながら応援!

が、、、

しかし、、、

先発投手が発表されたと同時に嫌な予感が・・・・

この日の先発は、ドラゴンズはチェン、ジャイアンツはゴンザレス。

どう考えてもチェンからはそうそう点は取れないはず!
逆に、ゴンザレスは昨年のような切れのある球を投げられず、今年は打ち込まれるシーンが多い投手。

この時点で、敵ながら私はドラゴンズの圧勝を予想しました。

いよいよ試合開始、ジャイアンツの坂本選手がバッターボックスに。

で、、、、、、

試合展開は、、、、、、、

私の予想通り、ゴンザレス投手はドラゴンズ打線の餌食に・・・・

結果は、10-3 でドラゴンズの圧勝。

一般的な観戦論はここまでとして、、、、、

以前にも書きましたが、私と相棒の福田は超スポーツオタク!

そのスポーツオタクから見たこの日の観戦で2点ほど興味を引かれたことがあります。

1点目は、ジャイアンツの中継ぎとして活躍している星野投手。

ゴンザレス投手が打ち込まれ、その後を引き継いだ星野投手は、北信越のプロ野球独立リーグ・BCリーグの信濃グランセローズから育成ドラフト1位でジャイアンツに入団した投手!

その星野投手がアナウンスでコールされた時は、ジャイアンツ、ドラゴンズの両応援団から大拍手!

地元長野のチームで活躍していた星野投手は、出身地は埼玉県ですが、やっぱり1軍で活躍する姿を生で見ると嬉しいですね。

結果的には、ドラゴンズ打線につかまったけど、なんとこの日の最速は150キロを計測!

将来性豊かな投手と感じました。

2点目は、やはりジャイアンツの中継ぎとして出てきた中里投手。

中里投手は昨年までドラゴンズに在籍していた選手で、今年からジャイアンツへ移籍。

中里投手と言えば、なんといっても150キロの速球が魅力の投手。

この中里投手は、実は私は彼が高校時代の頃から知っていました。
彼は埼玉県の春日部共栄高校のエースで、当然ながらプロ注目の投手。

春日部共栄と言えば、1993年に土肥義弘投手(元横浜ベイスターズ)が活躍し、彼が2年生の時に夏の甲子園で準優勝した強豪校(優勝は兵庫の育英高校)。

その春日部共栄高校が、甲子園で準優勝した時よりもチーム力として高い評価を受けていた時が、2000年の中里投手がエースだった時。

私は今でも、この時が春日部共栄高校で史上最高チームだと思っています。

が、埼玉県大会決勝で坂元弥太郎(現横浜ベイスターズ)率いる浦和学院と激突!

延長10回にサヨナラ負けはしたものの名勝負でした。

その浦和学院の坂元投手は、甲子園1回戦で滋賀県代表の八幡商業高校戦で19奪三振の日本記録を作り、未だに破られていません。

2回戦で福岡県代表の柳川高校に16奪三振を奪うも、敗退!

この年の浦和学院は打線が弱く、もし春日部共栄高校が出てきたらと思うと、、、、

で、中里投手はドラゴンズにドラフト1位で入団。
1年目の後半から150キロの速球で1軍で活躍。

しかし、2年目で右肩を重症。

一時はバッター転向かという話もあったくらい投手生命を危ぶまれましたが、見事復活。

復活後も150キロの速球を投げていたのですが、その後はなかなか1軍での登板機会がなく、ついに今年、ドラゴンズから戦力外通告に。

そこへジャイアンツがその中里を獲得しました。

その時は、私は非常に良い選手を取ったな、と思っていたのです。

で、先日、1軍に昇格。

この日が2試合目の登板で、どのような投球を見せてくれるのだろうかと、思ったのですが、、、

速球は最速で142キロ。おまけに戦力外通告を受けた古巣ドラゴンズ打線につかまり、2失点。

正直なところ、中里投手は現状では1軍で活躍をするのは難しいかも。

以前のような150キロの速球を取り戻すことを願うだけです。

長々と書いてしまいすみませんでした。
今日はここまで。

アンティーク調サイドテーブル(型番OTD0005)

一週間以上前になりましたが、「野尻塗装工芸様」に塗装をお願いし、今月16日に塗装が終了して無事、納品することが出来ました。

詳しくは、以下のショップページをご覧ください。

アンティーク調サイドテーブル – OTD0005

以前にも書きましたが、今回は全国展開する結婚式場(チャペル系)への納品ということで、その雰囲気に合うアンティーク調のデザインで製作しました。

野尻塗装工芸様から家具が戻ってきた時は、ワインレッド系着色のウレタン塗装の綺麗さに超感動!!!

さすがは野尻塗装工芸様!!
どうもありがとうございます。

濃い色でもしっかりブナの木の模様も見えているので、良かった~~~~!

ホゾ組工法による精度もバッチリ!!

今回は満足に仕上りました。

さて、次の作品の製作にかかるとしますか・・・

北建連様のショールーム改装の打ち合わせ

本日は、北建連様のショールーム改装の打ち合わせに、長野県長野市まで福田と2人で行ってきました。

上記写真にあるガラクタみたいな箱は、実は今年5月末に長野オリンピックのメイン会場になった「エムウェーブ」で展示されたキッチンのパーツです。

その時の詳細は → こちら

こちらで展示されているキッチンやカウンター類は、我が「アトリエ エフ」で制作させて頂いた作品です。

「エムウェーブ」で展示されていたキッチンやカウンター類をショールームの間取りに合わせ、多少修正・追加をして、後日施工することになりました。

ちなみに、北建連様のホームページ制作も私が請け負っています。
(まだ途中ですが・・・)

http://www.hokkenren.com

この後、更に鉄細工職人「craf」の今村さんの工房へ北建連様と共に打ち合わせに行きました。

本当に鉄細工にふさわしい感じの工房でした。

場所的にも山の中腹にあり、長野市街が良く見える最高の場所で羨ましいです。

上記写真の左から順に、「北建連」の南沢さん、「craf」の今村さん、「北建連」の近藤さんです。

しかし、皆さん、なんちゅうポーズを取っているんだ・・・(呆)

craf様の工房での打ち合わせ写真です・・・!?

本当に打ち合わせ??????

この写真は、相棒の福田が注文したスツール用の脚部分です。

今回の北建連様のショールーム改装には、craf様とのコラボが随所にあり、綿密??に打ち合わせを・・・・

と、思ったのですが、ほぼ雑談!

雑談の内容は・・・・・

とても記事にはできないような内容・・・・

と、言えば、下ネタしかありません!!!!!

何はともあれ、早速北建連様のショールーム改装のための家具製作を開始!

出来上がりが自分でも楽しみです。

アンティーク調家具製作(型番OTD0005) 4日目

ついに完成~~~~!!

この日は7月13日。

前日に固定していたクランプを外しましたところ、見事、きれいに固定されました。

さて、今回の作品は、全国展開する某結婚式場(チャペル)が、とある県に新規オープンする際に納品されるアンティーク調のサイドテーブルを製作させて頂きました。

高さ400㎜ × 450㎜φ(直径)と、それほど大きくはありませんので、簡単なテーブル、もしくは飾り台みたいな使われ方をするのかな?

さて、ここからさらにもう一仕事!

サンドペーパの#320番で再度全体を磨きます。

それが終わり、いよいよ塗装へ・・・・

と、行きたいところなのですが、、、、

今回はオイル仕上げではなくウレタン仕上げ!

しかも、細かく色の指定までされています。

さすがにこれだけある色のサンプルから指定された色の配色を出すのは我々家具職人の域を超えているので、ここは塗装のプロへ頼むことにしました。

長野県では非常に評判が良く、技術力のある「野尻塗装工芸様」にお願いしました。

出来上がりは7月16日とのこと、どのような家具になっているか非常に楽しみです(嬉)

ん・・・!?

あれ・・・!?

確か納期は7月15日だったような・・・・

これはヤバイ!!

お客様に許可を頂かなければ・・・・!!!!!!(泣)

アンティーク調家具製作(型番OTD0005) 3日目

今日の安曇野は蒸し暑いのか、涼しいのか、いまいち状況がつかめない天気でした。

さて、前回までに天板と脚の大まかな加工が終了。

この日はいよいよ、最終段階!

まず、脚部分を猫足の形にしていきます。最初はジグソーで大まかな型取り。

それが出来たら、バンドソーできれいに整形!

こんな形になりました。

この後、トリマーを使用して面取り(角を1㎜ほど落とします)。

そして各パーツすべてにカンナをかけます。

ブナの木は、非常に硬い木なので、カンナの刃の出も小さくし、とにかく薄く削っていきます。通常の木材よりも根気が必要・・・もう汗だく!!

カンナをかけると、表面が鏡面のようにつるつるになります。

そして#320番のサンドペーパー(紙やすり)を使って、表面を仕上げます。

サンドペーパーは番号が若いほど荒いのですが、#320番になると、削る、と言うよりは、磨くといった表現の方がよいでしょうか。

さあ、最後に組立です!!

家具を製作していて、一番楽しい時です!!

ホゾ組の凹にボンドを塗り、天板に脚を接合して、組み立てが終わったら最後にクランプで固定!

ここで家具の形がわかったでしょうか?

これで、ボンドが固まるまで一晩おいときます!

出来上がりは、後日に!

とは言え、納品日が近づいている~~~~~~!

とても楽しんでいる状況ではないかも!!