アンティーク調家具製作(型番OTD0005) 2日目

安曇野は、今日は1日中雨が強く降っていました。

前回までに3枚のブナの木を接ぎましたが、今回はその接いだブナ材と、その他のパーツを加工します。

当作品は、昔ながらの伝統工法であるホゾ組で製作します。釘やビス(ネジ)と言った金物類は一切使用しません。

まず、パーツのいくつかにホゾの凸部分の加工をします。この部分は今回の作品の脚部分となります。

次に、天板となる3枚接ぎのブナ材に、脚部分を接合するために、蚤を使用して凹となる穴を掘ります。

これで脚と天板の凹凸部分が完成です。

そして、天板となる3枚接ぎのブナ材をジグソーを使い、大まかに丸くします。

最後に、バンドソーを使って、綺麗な円形に仕上げます。

ちなみに、この日は7月11日・・・・・

納品日の15日まで、あと何日だ・・・・??

計算したくない!?

アンティーク調家具製作(型番OTD0005) 1日目

以前にも記事にしましたが、アンティーク調家具のご注文を頂いた件・・・

先日、ブナの木が工房に届きました。

早速、アンティーク調家具の製作開始!!

まず、大まかに木取りをします。

天板にする部分は、このままでは細すぎるので、3枚で接ぎます。

まずは手押しカンナ機と自動カンナ機という大きな木工機械を使って、木の厚さを決め、表面を整えます。

その後、木と木を接ぐ部分に、トリマーで4㎜の幅の溝を掘ります。

そこへ、溝にボンドを差し、4㎜合板を入れます。

そして、接ぐ両方の木に更にボンドを塗り、接ぎます。

こうすることによって、接ぐ部分に強度が増します。

最後に、クランプでしっかりと固定。

ところで、今日は相棒の福田が、独自で運営している「福家具」の看板をつくっていました。

以前、鉄細工職人「craf」の今村さんに製作して頂いた鉄の看板をタモ材に付けていました。

思った以上に格好良いですね!

なんといっても、この光の影が絶妙です!

しかし、私の方の家具製作の納期は今月15日!!!

間に合うのだろうか・・・!?

オーディオマニア専用「AVラック」を納品しました。

東京出張から戻ってきました。

その際に、以前に書きましたAVラックを、ご注文頂いたお客様に納品してきました。

お客様宅には、専用のオーディオルームがあり、部屋の広さは15~16畳くらいの広さはあるでしょうか。とにかく超防音ルーム、と言うよりはスタジオですね。

壁や天井周りには吸音材の材質を使用されていて、リビングからオーディオルームへの入り口の扉は、なんと厚さ10㎝以上!

初めて打ち合わせにお客様宅にお伺いさせて頂いた時にオーディオルームへ案内された時は、本当にびっくり、というか、あ然としてしまいました。

その際に音楽(CD)を聞かせてもらったのですが、聞いた曲はライブで録音したジャズで、楽器の1音1音がはっきり聞こえ、サックスなどは人間の吐く息の音までしっかり伝わってきます。

また、どこのどの位置にピアノがあって、この位置にベースがあって、など、立体的に聞こえてくるのです。

この臨場感に、とにかく感動です!!!!

曲が終わって観客席から拍手が起こるのですが、なんと後ろから聞こえてくるのです。これが本当のサラウンドなんだと痛感しました。

それでもお客様は、これだけお金をかけて良い音を追求しても、実際のライブやコンサートで聞く音にはかなわない、とのことで、何とも贅沢な悩み、私なんかはこれだけの環境で音楽や映画を楽しめれば、もう何もいらない・・・なんて思ってしまいますね。

なにはともあれ、男4人で何とか重い機材をラックに入れ、納品が完了しましたが、とにかく汗だく!!

中央の2つスピーカーはセンタースピーカーと言うそうです。

また、ラック中央は、EIA規格のラックマウントタイプとなっています。

左下のアンプは100万円近くする名機だそうです。とにかくこれが重かった~~~!

なんたって、重量が100kg近くあるそうです。

とにもかくにも、お客様に喜んでもらってよかったです(嬉)

それにしても、1枚目の写真の左右のスピーカー!!
でっかいですね~~~~!!

ちなみにこの左右スピーカーで100万円を超えるそうです・・・・・(羨)

さて問題です。
このオーディオルームにあるスピーカーを含めた機材だけで、お値段の合計は一体いくらでしょうか?

答えは・・・・・んんん百万・・・・

あ~~~~~!!
計算できない~~~~~!!!!!!!!

明日から東京へ

明日から東京へ行ってきます。

目的は、、、

① 2ヶ月に1度の通院
② サラリーマン時代(システムエンジニアとして)からの顧客のサポート
③ 旧友に合う
④ 家具の納品

です。

最大の目的は、①の通院なのですが、実は私は持病があり、2ヶ月に1度、東京の専門の病院で検査をしています。

この通院なのですが、これが意外に値段がバカにならないのです。

病院での検査で数千円、実はこれ以上に処方箋が高いのです。

何種類もの薬が処方され、これが2ヶ月分出されるので、1万円を軽く超えてしまい、この通院だけで2万円かかってしまうんです。

そのため、通院貯金をしてます・・・・なんて、そんな貯金あるのか!

自分の体が恨めしい!

②のサポートですが、私は以前、システムエンジニアとして第一線で活躍していましたが、その時にシステムを構築し、納めさせて頂いた顧客のサポートをそもまま引き継がせて頂き、通院で東京へ行くタイミングでサポートを行っています。

③は、以前にも描きましたが、私は東京生まれの東京育ち!
生粋の江戸っ子です。

そのため、友人達はみな東京とその近郊に住んでいるので、この機会に会いに行こうと思っています。

とにかく、これが一番楽しみですね。

④は、これも以前に書きましたが、オーディオマニアの方のAVラックを納品してきます。

お客様は東京の方で、本来は遠くの方にはヤマト運輸の「らくらく家財宅急便」で納品するのですが、この機会に私の愛用車、軽のワンボックス(日産クリッパー)に乗っけて自分で納品してきます。

と、言うことで、行ってきま~~~~~す!

先を越された!

数日前の早朝ですが、我が家の畑でちょっと変わった面白いきゅうりが取れました。

きゅうりから直接葉っぱが生えているのです。

長野県松本市を中心とした地方新聞「市民タイムス」というのがあるのですが、家族全員で「市民タイムスに取材に来てもらおう!」と話していた矢先!

その日の市民タイムスに、全く同じような投稿写真(きゅうりから葉っぱが生えている)が載っているではありませんか!!!

家族全員「先を越された~~~!」と、がっくり・・・・・

次の新聞ネタを探さないと・・・・

久々のアンティーク調家具製作へ

本日、我が工房にコラボ作品の製作でお世話になっている「craf」の鉄細工職人、今村さんが尋ねてこられました。

相棒の福田の看板を製作され、持ってこられたそうですが、ちょうど私は他の業者さんと打ち合わせに出かけていて、お会いできませんでした。

今村さんには、せっかく来られたのにお会いできなくて本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。この場を借りてお詫び申し上げます。

業者さんとの打ち合わせが終わり、急いで帰ってきたのですが、福田曰く、5分くらいの差とのことで、もう少し早く帰ってこれればお会いできたのかもしれません。

現在、今村さんにはイスの脚部分の製作をお願いしているので、その時にはお会いできますね。

福田も自身の作品用に、今村さんにスツールの脚を注文したらしいです。

ところで、上記で書きましたが本日、とある業者様と打ち合わせに行き、アンティーク調家具のご注文を頂きました。

久しぶりのアンティーク家具の依頼で、製作が楽しみです。

本来【アトリエ エフ】は、カントリー調/アンティーク調の家具製作は得意とするところ、久々に燃えますね~~!

あっ、、、、

たった今、スロバキアが点を取った!!

どうしたんだ、イタリア!

実は、福田と私はスポーツおたく!!
スポーツの話をすると止まらなくなります。

野球、サッカー、ラグビー、ボクシング、その他スポーツ全般!

今日も、私が打ち合わせから帰ってきてからは、スポーツの話で2人で盛り上がってました。

でも、今日の日本-デンマーク戦、起きていられるかな??

さて、設計図を描くとしますか。

時間がかかりそう・・・!

6月10日にホームページのデザインを一新し、公開はしたものの・・・

実は、まだ全商品を掲載できていません!!

と、言うのも、写真加工が思った以上に時間がかかり、なかなか進みません。

使用しているソフトウェアは、ホームページデザイナーにとってはなくてはならないあのソフト!!

それは、Adobe の「Photoshop」!

このソフト、使えば使うほど色々なことができるのですが、機能が多すぎてつい色々と加工したくなってしまうソフトなんです。

実は、私は家具職人の肩書のほか、ホームページ制作(デザイナー兼プログラマー)の仕事もしており、このソフトは非常に重宝させていただいております。

まぁ、こんなところで Adobe の宣伝しても仕方ないので「Photoshop」の話はここまでにして・・・

とにかく、全商品を掲載できるまではもう少し時間がかかりそう(泣)

ちなみに、「Photoshop」は、購入すると10万円以上するのですが、実はフリーソフトで「Photoshop」に勝るとも劣らないソフトがあります。

そのソフトは「GIMP」(ギンプと読みます)というソフトで、ご興味がある方はぜひ試してみてください。

って、、、一体何の記事を書いているんだ!・・・俺は!!!

【アトリエ エフ】のスタッフについて

遅まきながら、ここで【アトリエ エフ】のスタッフについてご紹介・ご説明致します。

【アトリエ エフ】は2007年1月1日(開業届上)に福島と福田による2人で立ち上げました(実際には、その前(2006年)から仕事はしていましたが、、、!)

一応、青色申告での開業届を出しています!

さて、まずスタッフ紹介ですが、、、

・福島敬泰
・福田正隆

の、2人で運営しています。

一応代表は私、福島ですが、では、福田は従業員かと言うと、そうではないんです。

これは、ただ単に私の住んでいる敷地内の倉庫を家具工房に改装して、木工機械を入れたためだけの理由で、基本的には2人は同等で一緒に家具を製作しています。

そもそも福田との出会いは、長野県木曽郡上松町にある家具職人を養成する長野県立上松技術専門校で一緒に勉強した間柄で、卒業と同時に福田と2人で工房を整備し、仕事を始めました。

しかし、開業届上【アトリエ エフ】は個人事業となるので、基本的には1人と言うことになります。

そこで、経理上、福田は外注扱いになるのですが、そもそも家具製作における技量に差があるわけではありません。

もちろんお互い得意、不得意分野はありますが、そこをお互いで補い、相談し合って家具を製作しています。

しかし、お互い独自で確定申告を行わなくてはならず、福田は【アトリエ エフ】とは別に屋号を持たなければなりません。

そこで、福田は「FUKU X KAGU(福家具)」という屋号を持ち、独自に運営してます。

要するに、福田は【アトリエ エフ】のスタフでもあり、【FUKU X KAGU】の運営者でもあるわけです。

ある意味、【アトリエ エフ】は家具職人の集合体ということになるのでしょうか。

実際には、取り付け家具など大きな家具の製作にあたっては、1人よりは2人で製作した方が効率はは良く、また、我々プロが扱う木工機械は非常に大型で、大きな危険性が伴うので、2人で強力して製作した方が絶対的に良いのです。

そういう意味で、同じ技量の2人で家具を製作することは、1つの図面を見てお互いが暗黙の了解でそれぞれができることをする、というスタイルは、非常に効率が良く、気持ち的に楽なのです。

ちなみに、私、福島は東京都出身、福田は福岡県出身。共に長野県にゆかりがない2人が、この大自然豊かな長野県で一緒に仕事をするということも何かの縁、、、

これからも、お互いそれぞれが良い作品を作りつつ、また協力し合って、お客さまに喜んで頂ける作品を製作できればと思います。

今後とも【アトリエ エフ】と【FUKU X KAGU】をよろしくお願いいたします。

完成しました。その正体は・・・!?

ついに完成!!

その正体は、下記の写真を見てください。

これ、何など思いますか??

実は、オーディオマニアの方の「AVラック」です。

お客様からのご要望で、、、

①とにかくシンプルに!
②硬くて頑丈に。特に振動は絶対しないように。
③本来はべニアでも良いけど、普通の木材にしたい。
④アンプ類など、全部合わせると100kgは軽く超える、それに耐えうるラックを。

お客様は、専用の超防音完備のAVルームをお持ちで、本格的なオーディオマニアの方です。

上記の条件を満たす場合、とにかく硬くて丈夫な木と言うことになります。

そう考えると、本当は30㎜厚のべニアが一番良いのですが、確かにべニアでは見てくれは良くありません。

そこで、上記を満たす木材として考えられるのはただ1つ!

それは、ゴムの木(ラバーウッドとも言います)!

お客様がお持ちのオーディオ機材の寸法を測らせてもらい、それに合ったラックを製作。

配置図(設計図)としてはこんな感じ↓↓↓↓↓

ラックの上には70インチの液晶テレビが置かれます。

正直なところ、製作したはいいけど、とても重い!

いや、重いどころではなく、動かない!!

さて、どうやって移動しよう???

ゴム集成材に塗料を塗りました。

昨日で、図面通りの寸法カットが終了。

ダボ穴や面取りも終わり、今日はいよいよ各パーツに色を塗っていきます。

と、、、その前に#240のサンドペーパー(紙やすり)で表面を仕上げます。

無垢材の場合は、1日かけて全てのパーツにカンナをかけなければならないのですが、その点集成材は楽です。

では、色を塗ります。

我が工房で主に使用している塗料は、ワトコオイル(左)とユーロオイル(右)です。

今回は、濃い色で仕上げるので、ユーロオイルで塗ります。

こんな感じになりました。

塗料は、1回塗って乾かして拭いて、これを3回行います(3度塗り)

それが終了して、いよいよ組立!!

一部しか組み立てられませんでしたが、今日はここまで。