入社希望者からの電話が・・・・・

安曇野は、朝夕は気温が10℃を下回る日が多くなりました。

しかし、日中は20度前後と、昼と朝夕の気温差が大きく、喘息持ちの私にとっては、この時期は一番きつい時期です。

話は変わりますが、、、

今日、一本の電話がありました。

内容は、、、

「そちらの家具工房で働かせて頂けませんか?」

実は、1~2ヶ月に1度くらいの割合で、入社希望の方から電話やメールでの問い合わせがあるのです。

私の気持ちとしては、大変ありがたいことではあるのですが、正直なところ、人を雇うほど余裕がなく、丁重にお断りさせて頂くのですが、本当は、手に職を付ける意味では他に人にはない技術を身に付け、後継者を育てていかなければならない立場ではあるとは思います。

日本の伝統工法など、後世に伝えていく意味で、大きな工場で流れ作業的に家具を製作するのではなく、一つの家具を一人で製作できるような技術を身に付けるには、私どものような零細工房で働くのが良いとは思いますが、何せ零細なもので、人を雇うほどの余裕がないのも事実なのです。

現在の自分の地位としては、難しい位置だなぁ~~~、、、と、、、、

入社希望者からの電話があった時は特に実感する日となります(泣)

今日、電話を頂いた方へ、、、本当に申し訳ありません。

店舗用の収納家具製作 その2

おかげさまで、体調の方がだいぶ良くってきました。

おそらく、復帰も近いと思います(自分的な憶測ですが・・・)

さて、事故前の話に戻ります。

ほぼ、1っか月前の話になりますが、「店舗用の収納家具製作 その1」の続きです。

家具自体は、9月21日に納品しました(その2日後に交通事故に・・・)。

話は戻りまして、いよいよ本組開始です。

完璧な直角をだし、クランプでしっかり固定。

ここで、コーススレッド(ビス)を打ち込みます。

同じように他部分も組立て・・・

ひとまず、組み立て終了。

このほかに、一回りサイズの小さいボックスをもう一つ組み立てます。

次に背板用のランバー合板を、サンドペーパー#320番でサンダーを使用して仕上げます。

仕上がったランバー合板を、組み立てたボックスの後ろ側にとりつけて・・・

可動棚も製作して、2つの内の1つが完成~~~!

もう1つのボックスにもランバー合板を取り付けて、、、

これですべて完成です。

後は、指定された日に現場へ持っていくだけです。

さて、今回の家具は松本駅近くにあるバー(飲み屋さん)の店舗改装に伴い、家具製作のご依頼を頂きました。

上記写真の大きい方がカラオケボックスで、小さい方は、カウンター裏のグラスやワイン、ウィスキーなどが置いてある既存の収納ボックスの増設用家具です。

これで終了。

と、思いきや!!!!!!

その後、製作依頼を頂いた業者様から電話が・・・・

「現場の方々が忙しすぎて、塗料や取付する余裕がないので、家具屋さんの方でお願いします」

・・・・・・・・!?

えっ、、、いきなり?、、、、

と、言うことで、これ以降は写真はありませんが、指定された色は黒ということで、急きょ、ラッカーで塗装をし、全ての家具を真っ黒にしました。

また、現場で2つの家具を取り付け、これで本当に終了となりました。

まぁ、現場関連の仕事では、このような変更はよくあることなので、仕事量が増えて売上金額が上がるぞ~~~!!
(^0^)/・・・・・・・と喜ぶことにしています・・・・・??

少しずつですが・・・

交通事故以来の更新となります。

しばらくお休み頂き、すみませんでした。

まだ完治まではいかず、家具製作の方はもうしばらく休業いたしますが、少しずつ回復してきまして、まずはコンピュータ関連の仕事(副業?本業?)から復帰しました。

当ブログも、しばらくは更新頻度が少ないとは思いますが、再開させて頂きます。

また、色々な方から励ましの電話やメールを頂きまして、この場を借りて御礼申し上げます。

今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、家具のネタを探さないと、、、、(-_-;)

交通事故に・・・・!!

更新が滞ってすみません。

先日、交通事故(車同士の衝突)にあってしまい(私は被害者側です)、ムチ打ち症になってしまいました。

現在は、絶対安静状態のため、何もできない状態です。

正直なところ、コンピュータを操作するのも辛い状態ですので、申し訳ありませんが、しばらくブログをお休みさせて頂きます。

少し容態が良くなりましたら、再開いたしますので、今後とも宜しくお願いいたします。

店舗用の収納家具製作 その1

安曇野はだいぶ涼しくなってきました。

厳しい冬はすぐそこまで来た!!!、、、って感じですね。

さて、今日からまた新たな家具製作です。

久しぶりに製作過程のブログが書ける家具ですので、嬉しいですね。

今回は、伝統工法のホゾ組工法ではなく、ビス(コーススレッド)を使用して組みます。

しかも、今回は取り付け家具を製作するのですが、「アトリエ エフ」で請け負うのは家具製作と建築現場までの運搬まで。

施工はやらなくてよし、更に塗料も現場で塗料屋さんが内装すべてを担当するので、「アトリエ エフ」では単純に家具を製作するのみ。

とても嬉しいです (^0^)/

本日、建材屋さんから材料が届きました。

4200㎜ × 500㎜ × 30㎜ のメルクシパイン集成材が3枚です。

同じく、1820㎜ × 910㎜ × 12㎜ のランバー合板2枚も届きました。

ランバー合板は背板用に使用します。

まずは、丸のこで大まかにカットします。

丸のこで、おおよその寸法で必要な部分を切り抜きます。

今度は、プロ用の大型機械(横ノコ)で図面通りの寸法に正式にカットします。

材料の面(角)を、トリマーを使用して1㎜だけ落とします。

一部ですが組み立て開始!!

これは、台座になる部分を組み立てています。

今回は可動棚がありますので、棚受け用のダボ穴を掘りました。

この作業は、精度良く正確に穴を掘らないと、棚を置いた時にがカタカタとなるので慎重を要します。

組み立てる際に、ビスを打ち込むための穴を掘ります。

最終的に、ビスを打ち込んだ後にこの穴は9㎜の丸棒で埋めます。

まだ全体像がわからないと思いますが、それは後日のお楽しみと言うことで、、、

とりあえず、今日の作業はここまで。

思い出の家具製作 ハーフラック(型番OTR0006)

久しぶりの更新となりました。

東京から帰ってきてからは、新たな店舗用家具製作をしているのですが、契約上、写真などWEB上に掲載できないため、家具製作のネタが無い状態です(泣)

そこで、思い出の家具製作シリーズと言うのを不定期ではありますが、記事にしていこうと思います。

今日は、私が工房を立ち上げて初めてご注文を頂いた作品を紹介します。

「アトリエ エフ」は、開業届上2007年1月1日なのですが、実はその前の年の2006年から仕事をしていました。

2006年3月に、家具職人を養成する長野県立上松技術専門校を卒業し、その後すぐに相棒の福田と共に我が家の自宅の農機具倉庫を改装して、大型機械を入れたものの、その大型機械は200ボルト専用のため、電気工事もまだ終わらず、電力会社との契約も当然できていない状態でした。

ありがたいことではあるのですが、そのような状態の時に「アトリエ エフ」として初めてご注文を頂いたのです。

その作品が、以下のカントリー家具です。

この作品は、まだ機械が使えない状態だったため、手工具と電動ドリルのみで製作した、本当の意味での手造り作品です。

ご注文自体は、1個だったのですが、製作第1号ということで2つ製作し、出来の良い方をお客様にお渡しし、もう1つの方は、自宅で記念品としてとってあります。

写真は、自宅に置いてあるものです。

その後、展示会を開く機会があり、その頃は機械も使用できるようになっていましたので、展示会用に1個、当作品を製作しました(自宅にある作品とは別に)。

これが、思った以上に展示会で人気があり、その時だけで展示品以外に6つほどご注文を頂き、とても驚いた記憶があります。

結局、10個ほど製作し、残り4つもおかげさまで販売することができました。

商品詳細はショップのページをご覧ください → こちら

私にとっては、製作第1号作品ということもあり、非常に思い出深い作品の1つです。

正直なところ、値段の割に手間がかかるため、ある程度の個数を作らないと利益が出ないので、最近は当作品は製作していないですが、また展示会の機会があったら製作してみようと思っています。

10個くらい、一挙に作ってみようかな、、、、、、

でも・・・・・・売れなかったらどうしよう?????

東京はやっぱり暑かった!!

本日、東京から帰ってきました。

東京へ行く前は、安曇野も毎日35℃を超える猛暑で、さすがにこれだけ暑いと東京に匹敵するだろうし、東京の実家へ(帰る?)行っても何の遜色もなく過ごせるだろう・・・・

と、、、、、変な自信と余裕を持って行きました。

ところが、、、、、、

やっぱり東京は暑かった~~~~~!!

全国の天気予報では、日中はむしろ東京より長野の方が気温が高く表示されるのですが、東京にいると何もしなくとも、とにかく汗が止まらないのです。

同じ気温でも東京と安曇野では暑さの質が違うのですね~。

特に朝と夜は、天と地の差くらいあります。

安曇野は、日中は暑いですが、夜に窓を開けて網戸だけで寝ると、寝てる途中に寒くなり、無意識のうちに布団をかけているのですが、東京では網戸で風通しを良くして、扇風機のタイマーをセットして寝ると、朝起きた時は全身汗でびっしょり!!

さすがに気持ち悪いので朝シャワーを浴びてから、仕事場へ向かうといった日々でした。

しかし、実家から最寄駅まで徒歩10分。もうこの時点で汗だく!

さらに朝の通勤ラッシュで、追い討ち!!!顧客の会社に着いたときは、もうシャワーを浴びたくてしょうがない気持ちでいっぱい。

でも15年前までは、私も普通にサラリーマンとして東京でそんな生活をしていたんですよね。

安曇野の生活に慣れてしまうと、夏の東京は地獄のように感じてしまいます(逆に冬は安曇野の方が地獄です)。

実は、安曇野と東京(江戸川区)ではもう一つ決定的に違うことがあります。

それは、水道水の美味さです。

東京下町で育った私は、当時は水道水のその味に慣れていたせいか普通に飲めたのですが、安曇野で暮らすようになってからは、東京実家の水道水はとても飲めるような味ではなくなってしまいました。

安曇野の水道水は、おそらく日本でもトップクラスの美味しさ。

それに比べ、東京下町は北関東の利根川から江戸川を通り、遥か長い距離を通ってほぼ下流の水を金町上水場で浄化されるため、日本ではワーストワンともいわれるほどまずいらしいのです。

そのため、水道水の味の差がはっきりわかります。

しかし、東京は非常に便利ななところで、仕事で使うPCパーツや専門書などの書籍などが豊富で、長野では手に入らないような物が色々と揃っていて、ついつい衝動買いしてしまいます。

一概にどちらが住みやすいかは言えませんが、生まれ育った東京も捨てられないし、現在住んでいる安曇野も捨てられないし、、、

私にとってはどちらも故郷って感じです。

さて、気持ちを切り替えて、明日から早速家具製作を開始するとしますか・・・・!

明日から東京へ

明日から東京へ行ってきます。

とりあえず昨日の日曜日は、先日まで製作していた家具を新規オープンする店舗(契約上、写真はWEB上に公開できません)へ取り付けし、無事終わりました。

これで、東京から帰ってくるまで、しばらく休みます。

以前の記事でも書きましたが、私は持病を持っており、2ヶ月に1度、東京の専門の病院で検査を受けています。

そのため、最大の目的は通院なのですが、それ以外に、

・ サラリーマン時代(システムエンジニアとして)からの顧客のサポート
・ 旧友に合う

も兼ねて行ってきます。

帰宅は9月5日(日)になりますので、その間は当ブログも休ませて頂きます。

それでは、行ってきま~~~~す!

北建連様ショールーム改装(1)

毎日、本っっっっ当に暑いですね~~~~~!!!!

今日は「北建連様」のショールーム改装工事に、長野市まで行ってきました。

まだすべて終わっていませんが、改装途中の写真を撮ってきました。

この改装工事は、当然リフォームの職人さん達が内装を行うのですが、それ以外のバスルーム以外は、鉄細工職人「craf」の今村さんと、我が「アトリエ エフ」のコラボ作品の家具です。

洗面台やトイレカウンターの台部分は「アトリエ エフ」が担当、脚部分は「craf」の今村さんが担当しました。

トイレカウンターの脚部分は格好良いですね~~~!

さすが今村さん。素敵な作品を製作されますね。

バスルームです。木に囲まれた浴室っていいですよね。落ち着く感じがします。

左がキッチン、右がテーブル、どちらの天板も同じ杉の木から取れた共木です。

セットで購入すると、キッチンとダイニングテーブルの模様が合います。

しかし、キッチンはまだ途中までしか出来ていません。

ここから更に加工していきます。

特に、キッチンの合板が貼ってある部分に、「craf」の今村さんが鉄細工で飾りを付けます。

どんなキッチンになるか楽しみです。

今日のショールーム改装作業はここまで。

自宅用シェルフを製作

安曇野はまだまだ暑い日が続いています。

今日も34℃!!

それでも、朝夕はだいぶ涼しくはなってきましたが、我が工房は蒸し風呂状態!

ところで、現在製作している家具の納品が近づいていてきましたが、製作の方は今日でほぼ終了。

後は、新規にオープンする店舗へ取り付けして納品完了となるのですが、その日は日曜日なのでまだ先。

で、今日はその製作した余り材(レッドパイン集成材)を使ってシェルフ?ラック?を製作してみました。

特に注文品ではないので、自宅で使用するつもりです。

ちなみに、両脇に飾っている松ぼっくりは、かなりでかいです。

なぜなら、日本の物ではなくニュージーランド産!

日本では、こんなでかいのは見たことありません!

しかも12年前のもの!

松ぼっくりの鱗片(りんぺん)って言うのかな?、、、いまだに、開いたり閉じたりしています。

生命力の強さに感動です!

話がそれてすみません・・・・・

こういう感じのシェルフは、集成材では合わないかなぁ・・・・

無垢の木の方がよさそう!

棚部分はトリマーを使用して、ヒョウタン面というビットで面(木の角)を削りました。

壁にかけてみました。こんな使い方もよさそう。

このシェルフの製作時間は、約3時間(塗料の乾く待ち時間を除く)。

床に置くか、壁に掛けるか、どちらにしよう?